ウィルソンTA2910-GPにトリガーを装着(2009/4/14)

私の使ってるのはスイスのウィルソン社製の楽器なんですが、「主管トリガー」を付けたいと前から思ってました。
以前使っていたウィルソンの銀メッキの楽器にはグランド楽器で取り付けてもらってたんですが、今使っている金メッキの楽器にも取り付けてくれと頼んだら、「金メッキには部品を取り付ける溶接のハンダが乗らないので無理」と断られました。

今では最初からトリガーが付いているメーカーの楽器(ベッソンプレスティージュやソヴェリン)もありますが、その楽器の形状が私の手に合わなくて、そのメーカーの楽器は使えません。

さて、どうした物かと考えました。

年明けにユーフォの文献発表や中古楽器の取り扱いをしている東京のHideっち氏のサイトで「取り外し可能なトリガー」と言う物を発見しました。
これは普通は溶接で取り付ける部品を、部品で管を挟んでネジでとめたり、管に巻き付けてネジで締め付けて取り付ける物です。
早速注文して取り寄せました。
 

それを自分で取り付けて、スライド調整のためグランド楽器に持って行ったところ、「これはちょっと難しいんちゃうかな~」と言われました。
主管を押し下げる棒が真っ直ぐ上から押し下げるのではなく、斜め上から押しているので斜め方向の力がスライドにかかり、力が片側にかかり片側ばかりが擦れてしまうので、かなり管を削らないと動かない、と。 そしてそれだけ削ると息漏れや振動の原因になる、との事でした

むむむ・・・・

とりあえず楽器は引き上げてどうするか考える。

色々とネットで調べると東京のDACと言う楽器屋でトリガーを付けてくれるそうなので、金メッキ楽器にも付けられるか聞いてみると、部品を取り付ける部分だけ金メッキを剥がせば取り付けられるとのこと。しかし価格は15万くらいになるそうです

私が主幹するユーフォニアムグループ「GROW」のメンバーにフランスに留学していたウィルソンを使用しているK原君が居りまして、彼は直接ウィルソンのwilliさんに純正トリガーを付けてもらったそうです。値段は400ユーロとのこと(彼のブログより)金メッキに取り付けられるか問い合わせてもらってますが、返事はまだきません。

先日、西宮の夙川桜祭りに家族で行ったところ、市民吹奏楽団が演奏していました。そこのユーフォの人がトリガーの付いたウィルソンの楽器を使っていて、話を聞いたら大阪のウィンドスタイと言う楽器屋で付けてもらったとのことで、早速問い合わせてみました。

担当の人の話曰く、「金メッキにハンダが乗らないと言うことは無いが、銀メッキに比べて金メッキはハンダが留まりにくく、ビヤ~っと流れてしまう事が有るので、仕上がりが汚くなることが有る」らしいです。

DACが言うように取り付ける部分だけ金メッキを剥がすと言うのも考え中ですが、それでも仕上がりが汚くなる可能性が有ると言うことでした。

さて、どうした物か・・・・

やはり金メッキにトリガーを取り付けるのを諦め、取り外し可能トリガーはヤフオクで売ってしまい、新しく銀メッキの楽器を買って、

1)スイスのウィルソン本社に送って取り付けてもらう

2)大阪のウィンドスタイで取り付けてもらう

3)東京のDACで取り付けてもらう

のどれかにしようかな・・・・と考えもしましたが・・・

その後、純正で最初からトリガーの付いているベッソンのプレスティージュという楽器を見せてもらった所、その楽器でも主管を押し下げる棒が斜め上から押しているので、なんだ、それでもいけるんだな~と思い、ヤフオクでトリガーパーツ出品してましたが、売れなかったので、とりあえず一度ちゃんと今の楽器に取り付けて見ようと言う気になって、スライド調整もしてみたら、

ちゃんと動くがな。

と言う事で、まだしばらくは今の楽器使っていこうと思います。

しか~し、トリガーで動く主管は、楽器を構えたときにちょうどお腹の前に来ます。トリガー押しても私の出っ腹に当たって動きません

純正でトリガー付いてる楽器にはトリガーガードと言うのが付いているので、アクリル板を買ってきて自分で作って見ました。

どうかな!?

上の写真のトリガーガードですが、見た目はカッチョエエ!?が、ちょっとでかくてソフトケースには入れにくいし、取り付けも結束バンドでしているので、トリガーガードを外す時は一々結束バンドを切らないといけません。
また取りつける時も結束バンドで固定したあとに余分な部分を切り取らないといけません。
それに、ちょっと響きを止めているようで気になっていました(黒い部分は防振ゴムだしなあ・・・)
一緒に演奏している仲間にも、「そのプラ板無い方が良い響きしてるんちゃいますか」とも言われたし・・・・

 

と、言うわけで作ってみました! 新トリガーガード!(2009/5/22)

今回は、トリガーを動かした時に腹に当たる、太いほうの管のみに焦点をあて、さらに取り外しも容易に出きるように考えました

    

材料は、コーナンで買ってきた塩ビパイプ。 それを縦に半分に切って先を丸く削り、管の支柱の入る溝を入れました。
パイプの裏にコルクシートを張り、表面には金色のカッティングシートを張りました。
マジックテープを二本取り付け、腹の当たる所にクッション材を貼って出来あがり!!

 

どうかな!?

※この記事を作成した2009年当時はベッソンプレスティージュやソヴェリン等、トリガー付きのユーフォニアムの3番管スライドが1,2番と同じ角度で、4番ピストンまで距離が有るものでしたが、今は3番管スライドが曲げられて取り付けられており、4番ピストンまでの距離も近くなり、またトリガーレバーも押しやすい物になっています。

また、2018年ヤマハのカスタムユーフォニアムにトリガー付きのYEP-842TSが発売され、ウィルソン社のユーフォニアムでも2019年のカタログからトリガーがオプションで取り付け可能となっています。

(対応機種:TA2900、TA2910、TA2960、TA2905シリーズ)