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兵庫県立舞子公園 旧武藤山治邸クリスマスコンサート

明石海峡大橋を望む舞子公園に移築された旧武藤山治邸でコンサートをしたいと垂水区音楽協会に依頼が寄せられ、12月23日のクリスマスコンサートに出演しました

「旧武藤山治邸(きゅうむとうさんじてい) 旧鐘紡舞子倶楽部(きゅうかねぼうまいこくらぶ) 」は、鐘紡の中興の祖と言われ、衆議院議員として活躍した武藤山治(1867年―1934年)が、明治40年に舞子海岸に建てた住宅です。 武藤山治が亡くなった後は、鐘淵紡績㈱により「鐘紡舞子倶楽部」として従業員の厚生施設に利用されていましたが、明石海峡大橋建設に伴う国道二号の拡張工事のため、平成7年に和館は取り壊され、洋館のみが垂水区狩口台に移築されました。 平成19年に兵庫県は、建物と共に家具・絵画および蔵書等調度品についてカネボウ㈱より寄贈を受け、同年より建物の縁の地である県立舞子公園への移築・修復工事を行なってきました。 この移築・修復工事の竣工により、舞子浜を代表する昔日をしのぶ松林と調和した海峡風景を楽しみ、明治期の往年の別荘文化、西洋館の生活様式をありのままに知ることができる舞子公園の新たな名所が誕生しました。 旧武藤山治邸は明治40年(1907年)に建てられた、木造二階建てのコロニアル様式の西洋館で、設計は当時横河工務所に勤めていた大熊喜邦(後に国会議事堂など多くの官公庁建築を主導)によるものです。 下見板張り、天然スレート葺、そして海に面して張り出した優雅なベランダが特徴です。外観は二度の移築により、構造材の大部分や外装材の一部は新材で再現されているものの、建具や内装の仕上げ材は建築当初のものが残されており、当時の写真等をもとに、正確な修復を目指しました。 また、ステンドグラスや暖炉、家具調度品などは当時のまま残っており、明治期の西洋館の住宅形式や当時の実業家がどのように生活していたかを知ることが出来る非常に貴重な建物です。

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