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坂岡裕志デビュー30周年記念リサイタルユーフォニアムの魅力ⅩⅣ ~音の展覧会~

昨日、坂岡裕志ユーフォニアムリサイタル ユーフォニアムの魅力ⅩⅣ ~音の展覧会~ を無事開催することが出来ました。

大学を卒業し、演奏家として活動を開始して30年の節目となる本年に、今までの集大成としてのリサイタルを、これまでコレクションしてきた多くの楽器を使用して開催することを企画し、練習を重ねて来ましたが、昨年より新型コロナウィルス感染症が蔓延し、我々演奏家の生活も一変しました。緊急事態宣言が出され、バンド指導、イヴェントや鑑賞会などの演奏本番はすべて延期・中止となり、わずかにレッスンで指導しながら演奏する他は自宅での練習位しか楽器を吹く機会は激減しました。いつまで続くかわからないコロナ禍に、もしかして収束まで数年かかるかも・・・来年のリサイタルは無理かもしれないと思うようになりました。その後9月になり、第1次の緊急事態宣言も解除となり、声援や飲食を伴わないクラシックのコンサートは満席の開催も可能となったため、後輩や知人のリサイタルや演奏会も開催されはじめ、よし、自分も来年リサイタルを開催しよう!と決心し、準備を進めてきましたが、さて、チラシやチケットが出来上がり、宣伝を開始した矢先に予定していたホールがワクチン接種会場となり、日程や会場の変更を余儀なくされました。

そんな苦労と紆余曲折を経ましたが、ようやく開催の運びとなったリサイタルに感無量です。

いつの頃からか収集し始めた楽器が現在13台になり、5年前には全曲違う楽器を使用してのリサイタルを開催しました。昨日は前回使用しなかった楽器も含め、10台の楽器を効果的に使用し、ユーフォニアム奏者としての可能性を追求する演奏会になればと思いましたが、私の実力不足もあり、お聞き苦しい点もあったかと思います。


今年の春から立て続けに下あごの両側の奥歯を抜歯しました。元々両方の奥歯は一本ずつ抜歯しており、その両側の歯を利用してブリッジでつないでいましたが、そのブリッジに使う歯を抜歯したため両側で2本づつ隙間ができました。そのままでも楽器を吹くことは出来ますが歯の隙間から息が漏れるのか高音域が吹きずらく、インプラントも考えましたが、歯茎の骨が大分傷んでいるとのことでそれは無理となりました。仕方なくかかりつけの歯医者で部分入れ歯を作りましたが、合わず、専門医にて自由診療で50万の部分入れ歯を作りました。それでも以前とまったく同じようにはいかず、演奏し辛い感じは残りました。



緊急事態宣言や、飲食店の時短要請、酒類提供自粛等が解除されたとは言え、まだまだマスク着用や検温、消毒等の行動制限もある中で、また平日と言うのに100名近くの大勢のお客様がご来場くださり、たくさんの温かい拍手やお言葉、プレゼント等を頂きまして嬉しい限りです。

終演後、本来はコロナ感染予防の為、ロビーでのお見送りは出来ない所を、会館に無理を言いましてご挨拶させていただきましたが、立て込んでいたこともあり、十分にご挨拶できなかったこともお詫び申し上げます。

最後になりましたが、この演奏会を開催するにあたりましてご協力頂きました関係者各位、私の無茶な企画の実現にご尽力いただきました石田忠昭様と橋本礼奈様、来場頂きました皆様やご支援いただきました皆様に心よりの御礼申し上げます。 2021年11月18日





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